自己責任の意味

シェアードリサーチの谷口です。

「自己責任」という言葉は投資における責任ということで使われ始めたそうです。
米国にいた時、ファイナンシャル・アドバイザーと呼ばれる証券会社のセールスになるための社内授業に参加したことがあります。そこで教えていたことで一番力が入っていたのは顧客に投資でどう儲けてもらうかではなく、どうリスクがあるかを徹底して説明すること、どの程度のリスクを取れる顧客(=お金)なのかを判断して伝える、といった説明責任についての指導が内容の大半でした。
つまり、―投資は「自己責任で行うのが原則だ」ー となります。

次は生活感覚として「自己責任」を思い知らされた米国で会社勤めを始めた頃の体験です。
ニューヨークで仕事を得た時、当然安全安心な日本から来た移民なわけで、自然な流れで自宅から自分の机の引き出しに私物を持ってきて収納しました。カメラ、ウォークマン、万年筆などなど。
翌日に出勤すると引き出しの中は空っぽに、、。
あわててセキュリティ(会社内を常時監視している守衛さん)に来てもらって事情を説明すると
彼:「引き出しに鍵かけて帰ったかい?」
私:「いや、社内だし、、」
彼:「鍵をかけなかったあなたの責任です」
私:唖然、(苦笑)
日本でも「盗人にも3分の理」とはいうけど、社内であっても安全ではない国に住むということ、この国における危機意識、自己責任の感覚を思い知った瞬間でした。

この2つの体験で理解した「自己責任」ということの意味ですが
『リスクのある事が分かっている行動』に対する責任って事ですね。

日本ではこの反対語が「連帯責任」だみたいな個人的責任 対 全体的な責任のような解釈が一般的になりつつあります。ここでいう「自己責任」とは本来他者に対する責任転嫁をいましめる言葉であるはずですが、他者に対して責任を負うべき者の責任回避だけでなく、他者を救済することを拒否した上、強者が救済を必要としている弱者を嘲笑する口実になってきています。特にお上が責任逃れのために使う頻度が増してきていませんかね。

AIJ関連、株屋の「所信表明」

AIJ浅川社長、「国会」における「株屋」の所信表明

シェアードリサーチの谷口眞平です。
事件発覚から2か月も経って、ようやく強制捜査となり「詐欺罪」で手錠かけられ
大悪党として世間の晒し者されるのかと誰しもが考えてたAIJ投資顧問の浅川社長が
散髪を済ませたばかりと思われるようなスッキリ顔で国会に登場。
悪びれた表情などひとつも見せず
「ゴマかしたけれどダマしてません」とキッパリと所信表明を行いました。
(着席中の貧乏ゆすりは氏がお持ちになっているいつもの癖なのかな?失笑)
自分自身のプライドと自信を相手に過大に見せつけることで
現実に引き起こした失敗(損失)を拒否してしまう、
というか本人自身が実態を知る知能のかけらすら見せない。
かつての?優秀といわれた証券セールス=株屋の典型を見た、
というのが正直な感想です。
デフレ下の低金利、円高、株安という状況下で「年金運用」が5%超の予定利率を
達成することは非常に困難である、だからこそ「ハイリスク運用」のニーズが
あると考える運用者が存在していても何の不思議はないわけです。
彼らもその1社として当局の認可を受けた投資顧問会社です。
自分達の大事な年金資金を誰に預けるのか?
その決定を行うのがお役所から天下った基金の無知のお偉方となれば
そういう方々との関係を深めてこそのビジネスだと考えるのは彼らのセールス魂を
燃えに燃えさせたことでしょう、だから集められた74基金から1485億円!。
運用の実績であるとか、手法という選択ではなく関係癒着の中でお金、契約を得ていく、
それが今回のケースではないのかと考えます。
「金には色んなお金があるんだ」的良心を彼らに期待するのは所詮無理でしょうね。
バブル期に失ってしまった重要なもの
それは金融制度の崩壊だとか云々カンヌン言われてますが
一番重要なものを失ったのかも、と私は思います。
それは
お金を含めた人間が持つべきモラル破壊が起こってしまったこと、
今回の出来事もそのほんの一旦なのかと。

最近私が考えたこと

まずは自己紹介。

最近顧問としてシェアードリサーチに入社した谷口眞平です。

日本で広告代理店勤務後、35歳で「移民」として渡米、ニューヨークで「庶務・雑務」係として証券業界に入りました。

才能の世界選抜都市であることを実感していたニューヨークで貧しいが楽しいその日暮らしでしたがIRサポートの仕事に出会って自身のプロフェッショナルを磨く機会を得ました。

以降常に証券会社にとっての顧客=投資家利益の視点よりは「発行体」にとってのIR活動を助言しサポートする、という仕事を継続してきました。

現在のIRが「海外説明会」と言われたころから長年にわたって日本企業のIRサポートを行ってきたベテラン。宣伝広報のプロフェッショナルでもある、という自負があります。

このブログではこうした経歴、体験から考える 業界、日本への「想い」や

IRについて書き込んでいきます。

今回は「想い」ですかね(笑)。

世の中全体「軸」が消失、溶けてしまったのかも、

「軸」って?物事を決める根底、「基づく」柱みたいなもの。

例えば政治、

戦後の政権政党である自民も民主もまったく評価しないけど

かつての自民政権の軸って「国の危機対応」みたいなのあって

戦後の「日米安保」も「沖縄返還」など大きな政治的決定はそうだし、

実は原発も成長戦略のためのエネルギー危機対応から出た、と言えなくもない。

今の民主の軸って?個人、それもド素人政治家のエゴだったりして、、、怖いな。

例えば経済政策

有史以来の日本の課題は「餓え」だったのかも、それほど貧しい国だった。

戦後経済の軸って貧しさからの脱却、普通の人が普通に暮らせる、ってあたりまでは

国家目標として機能していたかな。

期待以上の成長と頂点に行き着いてバブル、

失ったのはお金と仕組みだけだと思っていたら

政策の軸を決める人々の魂まで抜き取られてしまっっていたんだね。

抜き取られた魂=モラルの失墜

軸なき志なき経済活動の顛末はつい最近でも

大王、オリンパス、AIJ、、

国家戦略だと税金まで投入したエルピーダの倒産、やれやれ、

巷ではまだまだ出るぞと噂の山。

「軸」なき積み上げを「真面目に」している日本の仕組み

とはいえ経済のグローバル化の中で様々な成長、安定のための

カタカナで書かれる仕組みや評価制度が導入された。

会計制度やガバナンス、CSR、J-sox等々。

どれも受け入れる軸足がないから儀式化されて仕事になり

無意味化された言葉だけが流通していく。

受け止める軸が喪失していることに気が付かないで

「結局日本の仕組みに合わないんだよね、」

今の経済の軸ってとってもテクニカルで生活に則した言葉ではない、と感じてしまう?

デフレ脱却をめぐる「金融政策か産業構造政策か」議論などは、「卵とニワトリ」以前の議論だよね。

自分たちがかつて成長を実現し多数が豊かになった、と実感出来たあの時代を

再現出来なけりゃ「日本の将来」はない、ぐらいの覚悟を持って

そのための「軸」をそれぞれが決めて始める、これが2012年、早く!!!。

ノエビアホールディングスの動向について

事業概要
ノエビアホールディングス(東証二部:4928)は、化粧品事業(売上構成比66%)、医薬・食品事業(同28%)、その他の事業(同6%)を行う。1964年創業で、2011年3月22日に持株会社となった。
業績と直近更新情報
2011年9月期決算は3月22日~9月30日(6カ月9日間)の変則決算であるが、敢えて比較するため、ノエビア2010年9月期下半期(2010年3月21日~9月20日)を前年同時期として比較する。2011年9月期決算(3月22日~9月30日)は、売上高が24,581百万円(前年同期比4.8%減)、営業利益1,576百万円(同143.2%増)、経常利益1,652百万円(同105.0%増)、当期純利益は614百万円(同38.6%増)の減収増益となった。
売上高は、前年同期比減少したがカウンセリング化粧品の中高価格帯の売上低下に底打ちの兆しが出たこと、東日本大震災の直接的な影響が限定的であったこと、等から期初の予想を上回った。売上原価率は、中高価格帯の高級品の販売が伸びて、前年同時期比0.7ポイント改善した。また販売管理費は、広告宣伝費、販売促進費、人件費で約15億円削減したことから、営業利益、経常利益、当期純利益はともに大幅に伸びた。同社は2012年9月期から2014年9月期の3か年の「アジア市場で際立つ企業」というテーマの中期経営計画を策定した。2014年9月期の経営目標は、売上高が525億円(2011年9月期半期245億円)、営業利益率10%(同6.4%)、海外売上比率10%(同6.9%)である。化粧品事業は日本市場で従来通り利益を創出しながら、中国を中心にアジア市場へ展開を加速する方向を打ち出している。
株式分
株価は調整を続け、現在の株価860円(2011年11月18日現在)から見た予想PERは17.8倍、PBRは0.68倍、予想配当利回りは4.2%である。業績は2010年9月期下期より反転しており、株価はやがて底堅い動きに転じるのではないでしょうか。

中小型株アズジェントの動向について

事業概要
アズジェント(JQ:4288)は、当期より従来のセキュリティソフト輸入販売に加えて、構築・運用監視等をも含めた高付加価値サービス事業も開始した。同社の公表している事業セグメントは、ネットワークセキュリティ事業のみである。
業績と直近更新情報
第2四半期累計期間の実績は、売上高が1,906百万円(前年同期比10.4%減)、営業利益122百万円(同47.3%減)、経常利益127百万円(同44.9%減)、当期純利益は82百万円(同56.2%減)の減収減益となった。売上高は、東日本大震災以降、企業がIT投資を必要最低限に発注を抑制する動きが続いていることから減少した。また同社は当期から収益構造変革として、従来の輸入販売に加えて、セキュリティの構築ならびに監視等の事業も開始し、先行投資を進めていることから大幅減益となった。2012年1月には人員の拡充に備えて、本社移転を予定している。2012年3月期通期業績見通しは、売上高4,050百万円、営業利益100百万円、経常利益100百万円、当期純利益60百万円と収益水準は低いものを予想している。
株式分
株価は2002年4月の高値3,150,000円を高値に1:5の無償増資後は下げトレンドに入った。2008年10月には13,800円まで下げ、その後は底値を這う動きが続いている。現在の株価(2011年11月18日現在)52,900円から見た今期予想PERは34.9倍、PBRは1.13倍である。当期ROE予想は3.2%と低いが2011年3月期は14.6%であった。当期の業績は悪く、収益変革の効果が見えてくるまでは、上値の重い動きが続くのではないでしょうか。